1月、2月の日本は受験シーズン真っ只中で、希望の大学への合格を目指し本番に臨んでいる受験生の方、たくさんいらっしゃいますよね。
しかし2020年からコロナ禍が始まり、高校生の間に留学がしたかったけれど叶わなかった方や、海外への渡航制限がだいぶ緩和され、このまま日本の大学へ進学をするか悩んでいる方も多いのでないかと思います。
アメリカには約4,000校もの大学があり、その数は日本のおおよそ5倍です。日本の大学では珍しい専攻や、アメリカが本場と言える専攻も数多くあり、そんなアメリカの大学で学んでいる留学生はおおよそ100万人いると言われています。
日本の受験シーズンが終わってからでも今年の夏からのアメリカ留学は間に合います!数多くの専攻から自分に合ったものを選びたい、将来グローバル人材として活躍したい、とにかく自身の可能性を広げたい方、まずは下記の概要をぜひ読んでみてください。
アメリカの大学はいつから始まるの?
アメリカの大学では1年間を2つに分けたセメスター制(Semester system/2学期制)を採用している学校と、4つに分けたクォーター制(Quarter system/4学期制)を採用している学校があります。
アメリカではおおよそ8割近くの学校がセメスター制を導入しており、8月からの秋学期(Fall Semester)、1月からの春学期(Spring Semester)の年2回入学時期があります。
クォーター制の学校は9月からの秋学期(Fall quarter)、1月からの冬学期(Winter quarter)、4月からの春学期(Spring quarter)、6月末からの夏学期(Summer quarter)に区切られています。
日本の高校を卒業しそのままアメリカの大学へ進学する場合、アメリカの大学の秋学期(8月または9月)の入学に合わせて留学準備のスケジュールを立てていくことになります。
セメスター制、クォーター制についての詳しい説明は下記の記事をご覧ください。
▶アメリカの大学は何学期制?セメスター制、クォーター制の違いは?
入学にはどのくらいの英語力が必要?
一般的にコミュニティカレッジ(二年制の公立大学)より四年制大学のほうが求められる英語力の基準は高く設定されています。
特に四年制大学においては名門と呼ばれる大学になればなるぼど英語力の基準は高く設定されていますが、一般的な基準は下記のとおりです。
コミュニティカレッジ | TOEFL iBT: 45~ IELTS: 4.5~ Duolingo English Test: 75~ |
四年制大学 | TOEFL iBT: 60~ IELTS: 5.5~ Duolingo English Test: 90~ |
英語の勉強からスタートすることはできるの?
上記に日本の高校を卒業しそのままアメリカの大学へ進学する場合、アメリカの大学の秋学期の入学に合わせて留学準備のスケジュールを立てていくと記載しましたが、英語力が大学の規定に足りない場合はもちろん英語コースからのスタートが可能です。
留学生の受け入れに積極的な大学は、英語を母国語としない留学生のためのESL(English as a Second Language)と呼ばれる英語コースがあり、多くの大学の場合付属英語コースの一番上のクラスを卒業すればTOEFLやIELTSなどの英語スコアが免除され入学が許可されます(※別途規定の英語スコアをクリアする必要がある大学もあります)。
付属英語コースは学期に合わせ、セメスター制の学校であれば8月と1月から開講しているのが一般的ですが、学期の途中である3月・10月からや、通常夏休みの期間である6月から開講している学校もあります。
また、英語力以外の入学条件が満たされている場合、入学前に付属英語コースでの受講を条件として入学許可が受けられる「条件付き入学」という制度もあります。
英語力別のスケジュール例
より詳しいスケジュールは下記の記事で紹介しております。
▶英語力が心配でも大丈夫!アメリカ大学進学準備とおすすめ語学学校
英語力以外で入学に必要なものは?
アメリカの大学へ入学するにはTOEFL、IELTS、Duolingo English Testなどの英語力の証明はどちらの学校でも必ず必要になりますが、他に必要となるものは下記のとおりです。
- 高校の英文成績証明書
- SATスコア(入学基準が高い四年制大学の場合のみ)
- エッセイ
- 推薦書
- 銀行残高証明書
- ヘルスフォーム(予防接種の履歴など)
- ポートフォリオ(アート・建築などの学部の場合)
ただしコミュニティカレッジにおいては高校時の成績は問われず、エッセイや推薦状も提出不要で、英語力さえクリアできれば入学が許可される場合がほとんどです。
最初から四年制大学に入学することができるのか、それともコミュニティカレッジからスタートすべきなのか、ご自身がどこから始めればよいのかわからない!という方はぜひ下記の記事をご覧ください。
▶アメリカの大学に進学・留学する方法:入試・英語力・GPAについて
いつまでに準備を始めればいい?
この質問は本当に多くの方から頂きますが、準備は早ければ早いに越したことはありません。
と言っても留学する何年も前から行きたい学校や専攻を100%決めることは難しいので、アメリカの大学に進学したい!と考えた段階で、まずは通っている高校でなるべく良い成績を収める努力をしましょう。
高校時の成績が振るわず四年制大学へ最初から進学する道がなかったという方も多いので、選択肢を広げるために高校時の成績は大切です。
実際に英語力や成績などの条件から進学先の大学を決め、入学手続きを開始する時期としては遅くとも入学の3か月前とお考えください。
特に英語コースを挟まず最初から学部入学を希望する方や、条件付き入学を希望する方は、出願後に大学側から入学許可証が発行されるまで時間がかかることが見込まれます。
現在高校3年生でこの夏からの入学を希望する方は、できるだけ早い段階で学校決定→手続きに進む必要がありますが、もう少しゆっくり考えたいという方は1月の春学期からの入学や、10月からの英語コースからの入学という道もありますのでご安心くださいね。
留学生のサポート体制万全!SKYUSのおすすめ大学
四年制大学
SUNY New Paltz(ニューヨーク州立大学ニューポルツ校)
- 設立:1828年
- 学生数:7,608名(中規模)
- 位置:ニューヨーク市北側(マンハッタンより車で約1.5時間)
- 年間学費:$17,998(学部)/$18,374(大学院)/$25,853 (MBA)
- 英語力条件:TOEFL iBT 80、IELTS 6.5、Duolingo English Test 105(※付属語学学校からの進学は英語力証明不要)
- 人気のある専攻:Business, Management, Marketing, Social Sciences, Communication, Journalism, and Visual and Performing Arts, Psychology
ニューヨーク州立大学ニューポルツ校は、ニューヨークシティに近い立地を活かした国際関係学やビジネスなどの専攻が人気です。
マンハッタンへも車で1時間半程度でアクセスできるニューヨーク郊外の落ち着いたロケーションにキャンパスを構えており、国連で活躍された方々が教授として活躍されるなど、国際関係学や国際ビジネスは非常に評価の高い大学です。
ニューポルツ校は14の学生寮をキャンパス内に有し、基本的にすべての学生が在学1年目は寮生活を行うため、現地学生も留学生も共に寮での国際交流を行いながら生活ができる恵まれた環境でもあります。
大学直営で、全米有数の歴史ある語学学校である“HELP”(ハガティ・イングリッシュ・ランゲージ・パスウェイ・プログラム)を有しており、質とレベルの高い大学付属の語学学校で学びたい方にもおすすめの学校です。
SUNY Fredonia(ニューヨーク州立大学フレドニア校)
- 設立:1826年
- 学生数:4,655名(中規模)
- 位置:ニューヨーク州西部(バッファローより車で約1時間)
- 年間学費:$16,980(学部)/$23,100(大学院)
- 英語力条件:TOEFL iBT 79、IELTS 6.5など
- 人気のある専攻:Visual and Performing Arts, Business, Management, Marketing, Education, Communication, Journalism, Biomedical Sciences
1913年に創立したニューヨーク州立大学フレドニア校は、音楽教育で伝統のある大学で、音楽や芸術関連の専攻は特に人気があります。
フレドニア校はニューヨーク州立大学において2番目に設立された学校で、80以上の専攻をもつ古き良き学校の代表格です。大学の周辺環境も治安が良く、五大湖のひとつ、エリー湖畔にある閑静な学生の街であり、ナイアガラの滝からも近い西ニューヨークのシャタクワ郡にあります。
大学内にはMarvel Theatre(マーベル劇場:369名収容)、King Concert Hall(キングコンサートホール:1,145人収容)、Rosch Recital Hall(ロッシュリサイタルホール:500名収容)と3つの劇場やコンサートホールがあり、フレドニア校の学生がコンサートやミュージカル、リサイタルなどを行っているため他学部の学生も気軽にエンターテインメントを楽しむことができます。
クラブ活動が盛んで170以上のクラブがあります。日本の文化紹介をできるJapanese Clubもあるので、現地学生とも交流ができる機会を持てます。
芸術系の専攻や落ち着いた環境で大学生活を楽しみたい方におすすめの学校です!
ニューヨーク州立大学は「リベラルアーツ」を主としている大学となり、各大学で幅広く、様々なことを学べることが特徴です。
ブログでも詳しくご紹介しています!
▶大学進学にも休学留学にもおすすめ!ニューヨーク州立大学 (SUNY)
▶【大学訪問レポート】ニューヨーク州立大学7校に訪問してきました!
Murray State University(マリー州立大学)
- 設立:1922年
- 学生数:9,569名(中規模)
- 位置:ケンタッキー州南西部(テネシー州ナッシュビルまで車で約2時間)
- 年間学費:$13,920(学部)/$12,000(大学院)
- 英語力条件:TOEFL iBT 61、IELTS 5.5、Duolingo English Test 90など
- 人気のある専攻:Business, Management, Marketing, Engineering Technologies, Education, Agriculture
マリー州立大学はケンタッキー州にあり、日本人留学生が少なく、大学周辺もカレッジタウンでスーパーやレストランも近くにあるため車を運転しなくても生活に不便がないのが特徴で、マリー州立大学の周辺地域は生活費も安く、授業料、生活費を合わせた留学費用を抑えることができます。
近郊の大きな都市はテネシー州のナッシュビルとなり、車で2時間の距離にあるナッシュビルには日本領事館や日産自動車の工場もあり、日本食など日系コミュニティがあるエリアならではのものを購入することもできます。
マリー州立大学には145以上の専攻があり、農学、バイオロジー、獣医学の専攻も人気があります。大学院の学費も抑えやすく、大学院進学まで考えている方には大変おすすめの学校です!
大学施設内にあるロイ・スチュワートスタジアムは16,800席のある多目的スタジアムで、様々な競技で利用をされています。マリー州立大学のスポーツクラブ(Racers:レーサーズ)は*NCAA Division I(DI)に属しており、その中でも特に大学フットボールチームは大変人気があり、熱気と活気に溢れた大学内スタジアムで試合観戦をしながらスポーツ大国アメリカならではという雰囲気を味わえることでしょう。
*NCAA(全米大学体育協会)によって認可された最高レベルの大学です。
コミュニティカレッジ
Orange Coast College(オレンジコーストカレッジ)
- 設立:1947年
- 学生数:約22,000名
- 位置:オレンジカウンティ(ロサンゼルスまで車で1時間)
- 年間学費:$8,400(概算)
- 英語力条件:TOEFL 61、IELTS 5.5、英検2級A、Duolingo 90
- 人気のある専攻:Architecture, Engineering and Computer Science, Film and Television, Marine Science, Travel and Hospitality
オレンジコーストカレッジはAmerican Association of Community Collegesのメンバーである698校のコミュニティカレッジの中で”ベストコミュニティカレッジ2020”の10位になったカレッジです。これは授業料と学生と教員の比率、卒業率などからランキング付けされており、オレンジコーストカレッジへ通う学生の満足度が高い証拠でもあります。
コミュニティカレッジでは珍しく学生寮も持っており、2020年秋に新設の学生寮も立てられました。専攻数も135以上と、幅広い学問の中から学ぶことができます。
50を超えるクラブがあり、在学中に現地の学生と一緒にクラブへ参加頂けます。海辺の街、「オレンジカウンティ(OC)」には、美しいビーチタウンも大人気のテーマパークも、そのすべてが揃い、カリフォルニアの中でも人気の住宅地及び、観光地です。
College of the Desert(カレッジオブデザート)
- 設立:1958年
- 学生数:約7,500名
- 位置:パームスプリングス(ロサンゼルスまで車で2時間)
- 年間学費:$7,800(概算)
- 英語力条件:TOEFL 40、IELTS 4.5、英検2級、Duolingo 70
- 人気のある専攻:Business, computer science, biology, hospitality management, communication
カレッジオブデザートはロサンゼルスから車で東に約2時間ほどの、パームスプリングスのゴルフリゾート内にキャンパスを構える公立コミュニティカレッジです。
在校生のほとんどがローカルの学生で、留学生は約100名程度です。
英語力の入学基準が低めに設定されているため、大学の授業も履修しながら英語を学ぶこともできますし、付属の英語コースでしっかりとトレーニングをしてから大学の授業履修を進めていくこともできます。
アットホームな環境のため、International Student Officeのカウンセラーの方々のサポートもしっかりとしていますし、困ったことがあれば直ぐに相談できる環境です。
スポーツチームの活動が盛んなため、ゴルフ、テニス、バスケ、バレーボールなどでアスリート留学を考えている方には特にお勧めです。
まずは私たちに相談してください!
もちろん紹介していない大学以外にもたくさんの提携大学がありますので、自分で決めてから来てください!なんてことは言いません。
皆さまひとりひとりの英語力、現在までの成績、勉強してみたい内容、ご予算などを考慮し、より条件に合う学校や留学プランをご提案いたします。
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