【大学訪問レポート】ニューヨーク州立大学７校に訪問してきました！

SKYUSでは留学生の方に大学の情報をより正確に、詳しくお伝えするためにキャンパス訪問を実施しています。

カリフォルニアからニューヨークまでのフライトは時差が3時間ではあるのですが、久しぶりのニューヨーク訪問で時差ボケも多少感じつつ、ニューヨーク州内の大学7校を車で移動しながら訪問してきました。

どの大学の担当者の方も温かく迎えてくれ、これから留学される方にご紹介するにあたり安心して留学生をお送りできる大学だと感じました！

今回はSKYUSスタッフのニューヨーク州立大学7校訪問レポートをご紹介します！

ニューヨーク州立大学（SUNY）とは？

ニューヨーク州立大学（State University of New York：SUNY）は、64校からなる米国最大の巨大大学群です。その中には、29の研究大学や総合大学、単科大学、医療系大学、工科大学と5つの他大学共同大学、30のコミュニティカレッジがあります。

また病院や研究所を運営し、世界最先端の研究や技術開発が行われています。ニューヨーク州によって統轄され、それぞれが質の高い教育を提供しています。

現在は7,000を超える学位や認定プログラムがあり、約44万人の学生が在籍しています。

ニューヨーク州立大学は「リベラルアーツ」を主としている大学となり、各大学で幅広く、様々なことを学べることが特徴です。

州立大学ではありますが、アメリカの私立大学のリベラルアーツカレッジの良さも包含されており、公立大学はスペシャリストを育てる教育に方針を変えていった大学も多い中、あえて公立大学でリベラルアーツを提供しているのがニューヨーク州立大学の良さでもあります。

ニューヨーク州立大学は冬の寒さが厳しいニューヨークの生活でも快適に過ごせるよう、校内は一つの入り口から入ればすべての建物に移動できるような造りになっているのも特徴です。

街からは少し離れた森の中に大学があり、静かな環境で学びたい方には大変おすすめです。

※ニューヨーク州立大学（SUNY）についてはブログにて詳しくでご説明しております！

▶ニューヨークの留学事情！あなたが選ぶ留学スタイルは？

▶大学進学にも休学留学にもおすすめ！ニューヨーク州立大学 (SUNY)

今回訪問した7校はこちら！

マンハッタン（ニューヨークシティー）から近い順に大学のおすすめポイントをご紹介！

1. ニューヨーク州立大学オールドウェストバリー校
2. ニューヨーク州立大学パーチェス校
3. ニューヨーク州立大学ニューポルツ校
4. ニューヨーク州立大学コートランド校
5. ニューヨーク州立大学オスウィーゴ校
6. ニューヨーク州立大学ジェネセオ校
7. ニューヨーク州立大学フレドニア校

①ニューヨーク州立大学オールドウェストバリー校（SUNY Old Westbury）

ロングアイランドにあり訪問した7校の中でマンハッタンに一番近いSUNYの学校です。

大学からはマンハッタンのビルが見えるくらいの位置で、マンハッタンのあるニューヨークシティから公共交通機関で30~40分の距離にあります。

おすすめポイント3つ

✔　マンハッタンに近いが緑が多く落ち着いて勉強できる環境

都市に近いとはいえど周りは森に囲まれており、静かな環境です。週末にシティーに出かけたい方、都市部に住みたい方におすすめ。

✔　クラブ活動が盛ん

室内でできるようなアクティビティやフィットネスジムの施設が充実している。
学生数の割にはクラブ数が多くて、活動が盛ん。在籍している大学生の話では、自分の参加したいクラブがなければ作ることもできるくらい柔軟な大学です。

✔　大学の学生の意識の高さとアットホームさ

シティーに近いところに住んでいる学生なので、情報にも早く、問題意識を持っているアクティブな学生が多い印象。
小規模なので、学生同士が知り合い、名前がわかるくらいアットホームな環境ということも特徴です。

②ニューヨーク州立大学パーチェス校（SUNY Purchase）

ウェストチェスターにあり、ニューヨークシティまで1時間弱の距離にある大学です。

もともと芸術系の大学だからか、大学の中に大きな美術館があり、大学のキャンパスが7校の中で一番きれいでした！

立地は閑静な住宅街で富裕層の多い、治安のよいエリアにあり、日本人の駐在の方も多い場所で、マンハッタンへ通勤する方のベッドタウンとなっています。

おすすめポイント3つ

✔　日本人にも住みやすい環境

日本からの駐在の方も多いエリアだからか、アジア系のマーケットもあるので、日本食も手に入れられる。ダイソーも近くにあるそうです。

✔　芸術・アート好きにはもってこいの大学

学校内にあるアートミュージアムは6000点以上の展示物があり有名なミュージアムに引けをとらないほどの規模です。また、コンサートホールや劇場なども充実していてプロのパフォーマンスを楽しむこともできます。

また、芸術系（アートや演劇など）の学部が強いので、これらの業界の方々ともネットワークづくりがしやすい環境。卒業生も著名な映画監督や音楽家、作家などがおり、たくさんのアーティストを輩出しています。

✔　キャンパスがきれいでキャンパス内の移動がしやすい

こじんまりとしているキャンパスで、キャンパス内も動きやすく、校舎も新しいので留学生活を送る上でも過ごしやすい環境。

③ニューヨーク州立大学ニューポルツ校（SUNY New Paltz）

ニューヨークシティーまで1時間30分ほどの距離にあり、自然豊かな場所にあります。

徒歩15分ほどでニューポルツの街（ダウンタウン）に着く場所にあり、周りはゴルフコースあったり、時期になればアップルピッキングなども学生には楽しんでもらえるとのことです。

ニューヨーク州立大学ニューポルツ校はSUNYの中でもレベルの高い四年制大学でもあるのですが、国連とのつながりがあるので、国際関係学（International Study）に強い大学で、ESL（付属語学学校）があるため、英語力に不安がある場合はESLから進学のできる学校だというのが特徴です。

ESLのみの受講も可能で、ニューポルツ校のESLで勉強して、他のカレッジや大学への進学もしやすいシステムになっています。ESLの受講においては一番上のレベルに上がった学生は、先生の許可がとれれば学部レベルのクラスがいくつかとれるというのも魅力の一つです。

おすすめポイント3つ

✔　英語力が心配でも大丈夫！ESLから進学も可能！

ニューポルツ校は大学直営の語学学校（HELP：ハガティ・イングリッシュ・ランゲージ・パスウェイ・プログラム）を運営しており、アカデミック英語を習得することにおいておすすめの学校です。

✔　留学生サポートがしっかりしている

留学生オフィスの規模、人数が訪れた7校の中で一番大きい大学でした。留学生へのサポートも丁寧に対応をしている大学なので、初めての留学で心配という方にも心強い大学です。

✔　歴史ある建物、住環境も充実

ニューポルツ校は新しい建物と古い建物が融合しており、学生寮の数も多いのが特徴です。留学生の方が滞在する寮はだいたい決まっているそうですが、過ごしやすいよう学業面だけでなく生活面でも大学がサポートをしてくれています。

④ニューヨーク州立大学コートランド校（SUNY Cortland）

ニューヨーク州の中央に位置しており、ニューヨークシティ、フィラデルフィア、ナイアガラの滝まで3〜3.5時間。ボストン、ワシントンDCまで6時の距離にあります。

もともと教師を育てる大学だったということもあり、教育・運動・スポーツに関連する専攻（スポーツマネジメントやスポーツセラピーなど）が有名な大学です。

大学内の運動施設はオリンピック選手も利用するトレーニング施設だそうです。

おすすめポイント3つ

✔　スポーツをしたい、学びたいならこの大学！

スポーツ系の専攻はすべて揃っているそうで、他の大学に比べてトレーニングジムも充実していると感じました。

屋内の体育館の外側がランニングできるようになっており、雪の中でも屋内で走ることのできるような施設になっていました。

雪が降る環境だとなかなか冬の時期はアクティビティが制限されることも多い中、アクティビティ―ルームもあり、Wiiや卓球台、ゲームの貸出などしているので、冬の時期に行っても大学生活が一番楽しめそうです。

ただ、丘の上にあるので体力トレーニングに適してはいるが、身体が不自由な方には厳しいかもしれない。

✔　日本人がほとんどいない穴場な大学

日本の提携大学は一つもないそうで、日本人が少ないだけでなく、留学生の数も少ない大学（留学生は75名～100名）。

日本人は少ないながらも日本人の学生に人気の高いツアリズムやホスピタリティの専攻があるので、日本人が少ない環境で観光系の分野が学べるのは珍しい。

✔　教師を目指す学生には様々な情報を得られる環境

教育学に力を入れており40%の学生が教員や学校関係で就職をしているそうで、学校関係とのつながりも深い。

⑤ニューヨーク州立大学オスウィーゴ校（SUNY Oswego）

ニューヨーク州立大学オスウィーゴ校はオンタリオ湖に面したポートシティーで街も落ち着いた雰囲気でとてもきれいでした。郊外ではありますが、田舎っぽさは感じない雰囲気で、大学から車で20～30分の所にアジアンマーケットもあるので、日本人の方にも住みやすい環境だと感じました。

学生アシスタントの方で日本語が話せる方もおり、日本語でスタッフの方にサポートをしてもらえるというのはニューヨーク州立大学の他の大学にはないメリットといえます。

STEM関連の分野に強い大学で、日本の筑波大学とも提携があるとのことです。

おすすめポイント3つ

✔　教育レベルが高い

ニューヨーク州立大学オスウィーゴ校はニューヨーク州立大学の中でも「世界レベルの教育が低価格で受けられると評判」の大学です

✔　アメリカ・カナダの都市部へ週末旅行ができる

ニューヨークシティ、フィラデルフィア、ボストン、モントリオール、トロントに4～5時間の距離にあり、ナイアガラの滝まで3時間ほどの距離にあります。カナダにも小旅行ができる都市です。

✔　今後、２＋２（日本の大学2年間＋オスウィーゴ2年間）で学士を取れるプログラムを提供できるかも！

現在中国の大学とはすでに実施しているそうですが、オスウィーゴ校は編入にも力を入れており、まだ明確にきまったわけではないのですが、日本の大学2年間＋オスウィーゴ2年留学でBachelor（学士）が取得できるプログラムを提供できるようになるかもしれません！

⑥ニューヨーク州立大学ジェネセオ校（SUNY Geneseo）

ニューヨーク州立大学ジェネセオ校はニューヨーク州の西部に位置しており、ニューヨーク州で三番目に大きな都市、ロチェスターから車で35分の距離にあります。

大学の建物は赤レンガで囲まれており、訪れた7校の中で最も歴史を感じる大学でした。

おすすめポイント3つ

✔　大学の周りはカレッジタウンなので利便性が高い

大学を中心に街が栄えているカレッジタウンの中にあります。街そのものはコンパクトではありますが、ウォルマートも近くにあり、一番栄えているエリアが大学と隣り合わせなのですぐに街に出やすい便利な環境です。

✔　治安の良い安全な学校

ジェネセオ校は丘の上にあり、キャンパス内も平坦ではありませんが、落ち着いた治安のよいキャンパスです。

自然にも囲まれた環境でゆったりと過ごしたい方におすすめの環境です。

✔　留学生数は多くはないが、サポートは手厚い

留学生の数そのものは多くはないが、留学生オフィスの担当者が日本に行ったこともあり、とてもきさくでアクティブな方で留学生のサポートはしっかりとされている印象でした。

SUNY Fredonia

ニューヨーク州立大学フレドニア校は五大湖の一つ、エリー湖の湖岸にある水が豊かで緑に囲まれた閑静な場所にあり、国際空港のあるバッファローから車で45分の距離にあります。

ニューヨークシティーまでは車で7時間と、決して近いとは言えませんが、カナダのトロントまでは車で2時間なので、カナダのほうが旅行に行きやすい場所です。

おすすめポイント3つ

✔　留学生の受け入れ体制がしっかりしている

以前、私立語学学校のECが大学キャンパス内の語学学校を運営していたこともあり、日本の留学エージェントにおける認知度も高い大学で、留学生オフィスの人数や体制が最もしっかりしている大学だと感じました。

引き続き大学が運営しているESL（語学プログラム）もあるので、英語力に不安のある方もしっかり語学を学んでから進学ができる大学。

ESLは各ターム15~20名程度の学生数で各地から留学生も集まっており、アジア系の学生も多い。

✔　音楽や芸術系の専攻が強い

伝統ある音楽学部が有名でミュージックセラピーやミュージックビジネスなどはニューヨーク州随一の教育機関と呼ばれています。

また芸術系の専攻も強く、アート作品が学校内によく展示されているので、アートに力を入れているのが伝わってくるような学校でした。

✔　フレンドリーな人が多い

良くも悪くもいっても田舎なエリアではありますが、大学スタッフも街の方々もフレンドリーな方が多く、大学の外をでたらすぐ住宅街となるからか大学とローカルの人々が密接な大学という印象でした。

ニューヨーク州立大学各校の情報はこちらから

SKYUSでは今回訪問した学校をはじめ、アメリカ各地の様々な大学と提携し、アメリカのオンキャンパス留学のサポートをしています！

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