アメリカの大学進学を考えたときに受験する英語のテストと言えば、TOEFLもしくはIELTSが一般的です。しかし新型コロナウイルス感染拡大で会場試験が軒並み中止になり、普及したのがオンラインで受験ができる「Duolingo English Test」です。
今ではアメリカでも数多くの大学やカレッジが入学審査で認めているDuolingo English Test について、特徴や試験内容を詳しくご紹介します！
Duolingo English Test 受験のメリット
✔ オンラインで自宅で受験できる！
✔ $49と格安！ (*2回分購入の場合)
✔ 48時間で結果が出る！
✔ 60分で受けられる！
✔ アメリカトップ大学も導入！
このようにメリットがたくさんあるテストのため、近年はTOEFLやIELTSに代わる英語テストとして大変注目されています。
Duolingo English Test（通称：DET）のメリットや特徴について、詳しくご説明しますので是非最後までご覧ください！
Duolingo English Testってなに？
Duolingoは世界一ダウンロードされた無料の語学学習アプリです。ゲーム感覚で無料で語学学習ができ、コロナ禍において自宅学習者が急増したおかげでDuolingoのユーザー数が増加しました。
そのDuolingoが提供する「Duolingo English Test」は世界4,500校以上の大学で英語力の証明として認められています。Duolingo English Testが普及された背景には、Duolingoの語学学習アプリのユーザー数が増加したことが強くあります。
TOEFLやIELTSと比較するDETのメリット
なぜDuolingo English Testをおすすめするのか、TOEFLやIELTSと比較してご説明します！
TOEFL
- 試験料：$235（試験の7日前の申し込みの場合は$275）
- 試験時間：Reading 35分、Listening 36分、Speaking 16分、Writing 29分 計2時間
- 試験結果発表日程：試験から4日～8日後
- スコアレポート発送料：1通につき$20（※テスト前の事前申請の場合はテスト申込時～テスト前日の午後10時までに手続した場合、4通まで無料で送付可能）
IELTS
- 試験料：25,380円
- 試験時間：Writing 60分、Reading 60分、Listening 30分、Speaking 11～14分 計2時間45分
- 試験結果発表日程：試験から13日後
- スコアレポート発送料：成績証明書発行日から30日以内の場合は5通まで無料（6通以上、または発行日から31日以上経過している場合は1通につき1,100円）
それに比べてDuolingo English Testは、、、
Duolingo English Test
- 試験料：$59 (2回分購入する場合は1回$49)
- 試験時間：セットアップ5分、適応型テスト（Reading、Writing、Speaking、Listeningのスキルを測る）45分、ビデオインタビュー 10分 計60分
- 試験結果発表日程：試験から48時間後（2日後）
- スコアレポート発送料：無料（何通でも）
スコアがわかることで、どの大学へ行けるか、目指す大学まであとどのくらいの英語の勉強が必要かについて、進学のアドバイスがより具体的にできるようになります。
DETはTOEFLやIELTSに比べても費用は3分の1～4分の1、試験時間は半分以下、そして気軽に何度でも受けられるため、まずは力試しと思って受けてみていただくのが大変おすすめです！
どんな大学がDETを認めてる？
アメリカのカレッジや大学とやり取りをするSKYUSも、Duolingo English Testを英語力証明として認めている学校が増えたなという印象があります。
公式サイトには「Duolingo English Testは世界中の4500校以上もの大学で正式に導入されており、その数は日々増え続けています」と書かれています。
実際に2020年5月にSKYUSで調べた際にDETを認めているプログラム数は734でしたが、2023年10月現在は3,030ものプログラムに導入されているようです！
アメリカ留学.USの推薦校であるニューヨーク州立大学 (SUNY) や、人気が高い名門校UCLAやUCアーバインをはじめ、多くの大学で認められています。
DETのスコアを認めているSKYUSの提携校の一例※括弧内は必要なスコア
コミュニティカレッジ
四年制大学
エクステンション
専門学校
DETの受験に必要なもの
必要なもの
- パスポート、運転免許書または公的機関発行の写真付き身分証明書
- 明るく静かな部屋
- 試験に専念できる60分の自由時間
- 信頼できる安定したインターネット接続環境
- コンピューター
コンピューターに必要なもの
- 前面カメラ
- マイク
- スピーカー
デスクトップパソコンなどカメラがついていないパソコンの場合、外付けのカメラをつけるなどの対策が必要となります。
イヤホン、ヘッドホンの使用がNGなど注意点が複数あります。詳細はDuolingo English Testの公式ページをご覧ください。
DETの試験内容
試験はセットアップ5分、適応型テスト（Reading、Writing、Speaking、Listeningのスキルを測る）45分、ビデオインタビュー 10分、計60分です。
試験は、リスニング・スピーキング・ライティング・リーディングの四技能が満遍なくカバーされています。適応型テストのため、AIにより受験者に最適化されたレベルの問題が出題されます。
リスニングでは、聞こえた文章を画面にタイピングします。
一般的に日本人が苦手とするスピーキングは、マイクに向かって自分の経験や考えなどを話さなければいけないので、事前に練習が必要ですね。
この他にも、文章の穴埋めや、正しい単語を選ぶ問題などがあります。
DETのスコアについて
スコアは10〜160点で付与されます。また、4つのサブスコア（Literacy＝読んで書く能力、Comprehension＝読んで聞く能力、Conversation＝聞いて話す能力、Production＝書いて話す能力）も付与されますので、自身の得意分野・苦手分野を知ることもできます。
DETのスコアをTOEFLやIELTSと比較すると以下のようになります。
| Duolingo English Test | TOEFL iBT | IELTS Academic |
| 10-60 | 0-23 | 0-4.0 |
| 65-75 | 24-40 | 4.5 |
| 80-90 | 41-58 | 5.0 |
| 95-100 | 59-69 | 5.5 |
| 105-115 | 70-86 | 6.0 |
| 120-125 | 87-97 | 6.5 |
| 130-135 | 98-108 | 7.0 |
| 140-145 | 109-116 | 7.5 |
| 150-155 | 117-119 | 8.0 |
| 160 | 120 | 8.5-9.0 |
入学に必要なスコアはもちろん学校によって異なりますが、コミュニティカレッジの場合は75～90、四年制大学の場合は90～110程度であることが一般的です。
DETの試験対策はどうする？
Duolingo English Testは新しいテストで、急激に普及しているとはいえまだまだ対策の情報が少ないのが現状です。
まずは問題の傾向を知るために、公式サイトから無料の練習テストを受けてみることをおすすめします。
試験時間は30分で、何回でも無料で受けることができます。
※練習テストの受験にはアカウントの作成が必要です。
対策動画や参考書もチェック！
DETの対策動画で有名なのが、Teacher LukeのYouTubeチャンネルです。
全てが英語での解説のためまだまだ英語は苦手、という方には難しいかもしれませんが、無料で対策ができるツールとして一度チェックしてみてください（英語の勉強にもなりますね！）。
お金はかかりますが、日本語で書かれた対策本が現在1種類だけあります。
良心的なお値段ですので、しっかり対策したい方は購入することをおすすめします！
▶Duolingo English Test全パート解説本: 初めての人へ Duolingo English Test対策 Kindle版（Amazonサイトへのリンク）
学生にやさしいDETで、留学に一歩近づこう！
TOEFLやIELTSを受験する場合、指定の試験会場に出向いて約2時間～3時間の試験を受けるので、試験会場が近くにない方は丸一日をかけて受験することになります。Duolingo English Testだと自宅で受けることができ、1時間と比較的集中力が続く時間なので、とても受けやすいですね！
しかもTOEFLやIELTSは受験料が2万円以上もするので、たったの$49で受験できるのは助かりますね。
アカウント設定と30分間の練習は無料でできますので、練習して設問の傾向に慣れてから本番のテストにチャレンジしてみましょう！
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