アメリカで学位を取得した人は、1年間のインターンシップができるOPT (Optional Practical Training)を申請して、就職前のトレーニング(有給インターンシップ)を受けることができます。通常は1年間ですが、STEMと呼ばれる理工学系学部の場合はプラス2年間(合計3年間)のトレーニングが許可されています。
STEMには、エンジニアリングや化学、自然科学、数学、物理学、生物学、コンピュータサイエンスなどの学部が含まれてきましたが、今年公表された米国移民局の “DHS STEM Designated Degree Program List” によると、いわゆる理工学系でなくてもSTEMとみなされる専攻が追加されていることがわかりました。
2022年1月に発表されたSTEM指定学位リストでは、新しい分野として、森林学、データヴィジュアライゼーション、心理学、ビジネスアナリシス、動物行動学、社会科学のリサーチアナリシスなどが追加されました。
ボストンにあるノースイースタン大学のMedia Innovation and Data Communication(修士)や、ニューヨーク大学、サザンカリフォルニア大学、サウスフロリダ大学のジャーナリズム学部、ニューヨーク大学では、演劇療法と心理学もSTEM指定プログラムの中に入っています。
日本からの留学生にはこれらの専攻も適しているかもしれません。
- Digital Communication and Media/Multimedia デジタルコミュニケーションとマルチメディア
- Animation, Interactive Technology, Video Graphics, and Special Effects アニメーション、インタラクティブ技術、ビデオグラフィックス、特殊効果
- Web Page, Digital/Multimedia and Information Resources Design Webページ、デジタル/マルチメディア、情報資源デザイン
- Cognitive Psychology and Psycholinguistics / Developmental and Child Psychology / Social Psychology 認知心理学、心理言語学、発達・児童心理学、社会心理学
- Cyber/Computer Forensics and Counterterrorism サイバー/コンピュータ・科学捜査とテロ対策
- Aeronautics/Aviation/Aerospace Science and Technology 航空学/航空宇宙学/宇宙科学技術
- Business Statistics ビジネス統計学
- Management Science 経営科学
- Economics and Computer Science 経済学とコンピュータサイエンス
- Econometrics and Quantitative Economics 計量経済学・定量経済学
- Educational/Instructional Technology 教育テクノロジー
ビジネスやジャーナリズムなどの分野でもデジタル技術は必要不可欠になってきていますので、文系学部でも幅広い知識を身に付ける必要が出てきそうです。
アメリカにはワーキングホリデー制度がなく、学生のアルバイトも制限された形でしか許可されていませんので、アメリカで学ぶだけではなく働く経験も積んでみたいという方は、最長3年間働くチャンスがあるSTEM系学部を専攻することも考えてみてくださいね!
参考:
More University Study Programs Become STEM-designated, Voice of America
DHS STEM Designated Degree Program List
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