アメリカと日本の間には残念ながらワーキングホリデー制度はなく、アメリカで留学生が働く経験ができる制度はほとんどありません。学生ビザでアメリカに滞在する場合は大学生の場合はキャンパス内でのみ週20時間のアルバイトが可能ですが、学部留学でハードな学生生活をしながらアルバイトもこなすのは、とても大変なことです。
そこで本日は、アメリカ留学後にお給料をもらいながら現地の企業でインターンシップができるOPTプランをご紹介します!
アメリカで働く経験ができる“OPT” (Optional Practical Training) とは
OPT (Optional Practical Training) とは、大学やコミュニティーカレッジ、一部の専門学校などを卒業後に与えられる制度で、学んだ専攻分野に関連性のある職種にて最長1年間の企業研修を受けることができます。(STEM系専攻の場合は最長3年間)
多くの留学生にとってOPTはアメリカでの企業体験ができる、とても貴重な嬉しい特権となっています。
OPTの申請条件:
- 在籍校の許可を得ること
フルタイムの学生として、1年以上(one full academic year) は学生ビザ(F-1)で就学し、在籍する大学などから許可を得る必要があります。 - 学位取得予定または学位保持者
学位取得予定または取得済みの方。 - 学んだ専攻に関連した分野でのトレーニングであること
専攻分野に関連した職種のみ申請ができます。 - 日常英会話以上の英語力
受け入れ先企業や職種、エリアによっても異なりますが、TOEIC600点以上の日常英会話力が求められます。
<OPTへの道①>大学やカレッジを卒業してから申請
まず一番オーソドックスなOPTへの道は、大学やカレッジを無事に卒業することです。Associate Degree, Undergraduate Degree, Masters Degree, PhDなどの学位を取得済み、または取得予定の方は、大学を通してOPTを申請することができます。
その場合、カレッジでは約2年間、大学では約4年間学び、専攻に関連する分野でのインターンシップが可能です。やりたいことと専攻分野が違いすぎてOPTの企業が見つけられない、というケースはよくありますので、将来やりたい職業に関連した専攻を選ぶように気をつけましょう。
<OPTへの道②>エクステンションコースで修了証取得
「学位取得までの長期留学は考えてない!」「気軽にできるものではなさそう…」 と思ってしまった方に朗報です!実は1年以内の就学でもOPTが申請できるコースがあるのです。
それは、大学が実施している特定の修了証(サーティフィケート)取得プログラムをアカデミックイヤー履修すれば、最長1年間のOPTを利用して有給インターンシップができるというものです。
「エクステンションコース」について聞いたことはある方もいらっしゃるかと思いますが、それが修了証取得プログラムに当たります。
エクステンションコース+OPTインターンシッププランのメリット
- 1年以内の履修で有給インターンシップが実現できる
- 英語でビジネスの専門知識を学ぶことができる
- 学んだことを現場で実践できるので次の就職・転職に活かすことができる
- 世界中からの留学生とのネットワークができる
- 世界のビジネスを牽引するアメリカで経験を積むことができる
- アメリカでの就職につながる可能性も
- 学部や大学院留学よりも費用を抑えられる
こんな人におすすめ!
- ご自身のキャリアをグローバルにアップデートしたい社会人の方
- 英語力はある程度お持ちで、単なる語学留学以上の経験をしたい方
- 日本の大学を卒業したものの就職先を決めておらず、海外経験を積んでから就活を始めたい方
OPTにおすすめ!UCSDエクステンションコース
特におすすめなのは、世界的にも評価の高いUC系列大学のエクステンションコースです。
※カリフォルニア大学(UC)は、UCLA、UCバークレーをはじめとする、カリフォルニア州に10のキャンパスを持つ世界最高峰の大学システム
ビジネス系を中心にファイナンス、マーケティング、デジタルマーケティングなどを3クォーター(アカデミックイヤー)履修することで、1年間のOPTインターンに参加できるようになります。
その中でもおすすめの カリフォルニア大学サンディエゴ校 (UCSD) のキャンパスをご紹介したいと思います。
UCSDはサンディエゴの高級住宅エリアとしても有名なLa Jolla(ラホーヤ)に広大なキャンパスを構えています。隣にはゴルフの全米オープンなども実施されているTorrey Pines Golf Courseもあり、海沿いの綺麗で治安も良い素晴らしいキャンパスです。
UCSDの図書館 “ガゼルライブラリー” は世界的にも有名な建築物で、渡辺謙さんも出演していた映画「Inception」のロケ地にも起用されています。
学部生が約32,000人、大学院生が約7,700人在籍しており、バイオメディカルの分野は世界的に評価が高く、2012年にノーベル賞を受賞した山中先生もUCSDで研究をされていました。
留学生も非常に多く、学部生全体の約17%を占めており、ダイバーシティー豊かな環境も魅力の一つです。
UCSDのエクステンションコースでは下記6つのビジネスコースが設置されています。
- Business Administration
- Business Management
- Business Intelligence Analysis
- Digital Marketing
- Leadership and Management
- Project Management
上記のコースを3クォーター(約9か月~10か月間)履修すると、1年間のOPTインターンに参加できます。
- 受講英語力条件:専攻するコースにより異なります(目安:TOEFL iBT 80、IELTS 6.5、Duolingo 110、ELI Level(語学プログラムレベル)Level 7 with a B- or higher in all courses)
- 入学日:2023年1月5日、3月29日、6月27日、9月20日
- 2023年度費用(Business Administrationsコースの例):Application Fee: $225、Three-Quarter Tuition: $18,050、International Student Service Fee: $400 per quarter、UC San Diego Division of Extended Studies medical insurance: $715 per quarter、Books/Materials: Approximately $300-$800 per quarter
- OPTにかかる費用:国土安全保障省(DHS)アプリケーション費用 $410、UCSD OPTサービス費$200
※大学がOPT先企業をご紹介することはありませんので、基本的にはご自身で企業を探す必要があります。SKYUSでは米国内でのインターンシップホストカンパニーをご紹介するサービスもご提供しておりますので、プログラム修了前にぜひご相談ください。(🔗America-Intern.com OPT企業紹介サポート)
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