<留学生のプロフィール>
ぽむさん(大学生・女性)
留学タイプ:語学学校+学部聴講
留学先:CELサンディエゴ校、マリー州立大学
留学期間:2024年8月~12週間
自己紹介をお願いします
京都産業大学、国際関係学部、国際関係学科の4回生です。
留学しようと思ったきっかけは何ですか?
きっかけは中学3年生の時のアメリカ観光で、日本とは違う国風に刺激を受け、もっとこの国を知りたい、そのために英語を勉強したい、学部留学という形でまた訪れたい、と思う様になりました。
その後大学で交換留学を希望しましたが機会を逃し、どうにか留学しないと後悔すると自分の中でハッキリしていたので、両親に頼み込んでなんとか、3回生の時に申し込みをしました。
最初はマリー州立大学で学部だけのつもりでしたが、語学学校がどんな所で、これまで学習した英語教育とどの様に違うのか興味があったので、学部が始まるまでの期間はCELでの語学留学も選択しました。
1日のタイムスケジュールをざっくりと教えてください。
CELでの語学留学について
マリー州立大学の学部が始まるまでの2週間ほどをサンディエゴ語学学校(CEL)に通いました。
朝は6時ごろに起きて、バスで1時間、8:30までには教室に入っていました。授業前、休憩時間は多学生と交流したり、話しかけたりしてたくさん友達ができました。私は午前中までの授業だったので、昼頃には街へ他学生とレストランに行ったりしました。そのあとは街を観光したりし、夜7〜8時ごろに家に着いていました。
水曜日には、先生が企画してくれた無料または有料アクティビティがあり、参加すると先生と話す機会が増え、同時に実践英語も教えてくれてとても役に立ちましたし、楽しかったです。
ご飯はホストマザーの作ってくれたご飯を頂いて過ごし、とてもいい家族でサンディエゴがとても好きになりました。
マリー州立大学での学部留学について
ケンタッキーの田舎町マリーに移り、寮生活を送っていました。入寮日には車でウォルマートに連れて行ってくれて、生活に必要なものを揃えました。
授業登録に関しては、日本で通っている京都産業大学とは全く異なったため、全く分からず、色んな先生を転々として助けていただきました。
授業は興味のあった、アメリカでの差別と偏見をベースに登録しました。スケジュールは月、水、金の8:30〜9:15はLGBTQの歴史、10:30〜11:20は国際関係学入門。火、木は11:00〜12:15は偏見と無意識の偏見に関する授業(Perspectives on Inclusion & Belonging in a Global Society)、14:00〜15:15はアメリカ州政治、そして火曜日だけ18:00〜21:00にアフリカ史を履修していました。
空きコマは友達と昼食を食べたり、図書館で夜まで勉強したり、別学部の友達の授業を一緒に聞いたりしました。朝、昼、夜の食事は、1番安かったフレックスミールプランというものを選択して過ごしました。食堂が停電で使えない時は、食堂が食堂前で作ったホットドッグとハンバーガーを食べました。
その後寮に帰り、就寝準備をしたり、寮のラウンジでテスト勉強をしていました。毎日ずっと予習復習の繰り返しで今までの人生で1番勉強していた気がします。
留学して良かった思うことを教えてください
第一に、両親のありがたさに再度気づきました。毎日が新鮮で、英語を自分のものにしたいと思う毎日の中、限られた時間でできること、やりたい事、逃したくない事を両親にも頼んで協力してもらいました。本当に感謝しています。
次に、成果として英語が断然話せる様になった事です。11月ごろまでは聞こうとしても分からない、なんて言えばいいのか分からない、どう反応すればいいのか分からない、授業も分からないなど分からない事まみれでした。大学の授業も1人だけ理解できないし、クラスに友達が最初はできず孤独感を感じ泣いたこともありました。
ですが、助けが必要ならどうにかしないと何も変わらないということで、先生とたくさん連絡をとることで気にかけてもらえる様になり、そこからクラスメイトと話すことも増えました。アカデミック単語が多く分からないことも多かったですが、友達に後から聞いたり、調べたりして、なんとかテストにも対処しました。
マリーでは日本人の友達もいましたが、よく仲良くしていたのは韓国人とアメリカ人の友達だったので毎日英語で話し、積極的に質問などをしていました。とにかく下手でも伝わらなくても話す、伝えること、自分から相手に寄っていくこと、全ての機会にオープンであることで、留学前とでは違う英語力(主にリスニング、スピーキング)を手に入れたと思います。今でもアメリカの友達や他の留学生と連絡をとっていて、出会えてよかったと本当に思います。
第三に、「アメリカとは?」という、中学3年時から持っていた自分の疑問を少し解消できた所です。差別と偏見を軸に授業を学び、アメリカという複雑な国を実際に感じることで、アメリカにおいて政治的立ち位置が人間関係においても大きな意味を持つことを知りました。
それによって喧嘩したり、友達をやめたり、無視しあったり、悲しんだり、いろんな感情を産むということを実感しました。
留学してご自身の考え方や価値観に変化はありましたか?あるとしたらどのような点で変化しましたか?
変化した点は、間違っていることを恥ずかしいと思わない、そのままにしないという所だと思います。間違っても誰も馬鹿にせず、みんな手伝ってくれて、日本人の友達の前で間違えても、文法、発音が悪くても、皆んな助けてくれて、お互いを高め合える様な関係で、自分の英語の上達にとても影響を与えました。ネイティブと話して、伝わらなくて、悲しくなったり、恥ずかしいと思うことはまだ少しありますが、間違いはそのままにせず、聞き返したり、友達に聞いたりして解消しました。
また、日本でのルッキズム(外見至上主義)にとても疲弊していたので、アメリカでの多様な体型、美の受け入れ、普通とされる体型にとてもリフレッシュされました。これにより、自分の美とする所のイメージが一新され、嫌いだった自分を少し好きになるというところに変化がありました。
留学して大変だと感じた事を教えてください
サンディエゴでの生活は、正直日本人と関わることが多く楽だったのですが、学部がとても大変でした。友達もいないので、最初はネットに頼っていて、1週間するとだんだん友達ができても、授業でのとてつもない孤独を感じながら、何も分からない日々はとても辛かったです。
先生や生徒に質問することで馬鹿にされないか、見下されないか、自分の英語は伝わるのか、気まずくならないかなど沢山の不安がありました。友達に質問するのも怖かったです。このままではいけないと思っていましたが、相談できませんでした。
2週間後ぐらいに図書館で正規留学の中国人留学生と出会い、そこで初めてたくさんの相談をしました。その人に勇気をもらって、そこからいろんな人を頼る様になり、皆んな同じ様な気持ちを持っていて、どう対応しているのか知り、留学生活が楽になりました。
人の間違いを馬鹿にしない友人に恵まれたお陰で、留学で成長とたくさんの思い出が作れました。
休日や放課後はどの様に過ごしていましたか?
休日はなるべく、大学の外へ遊びに出かけました。公共交通機関がない地域だったので、歩いて45分ぐらいの小さなダウンタウンを散策したり、広い公園に行って勉強したりしました。
フォールブレイクなどの連続休暇は遠出して、仲良くなった教授と皆んなでシカゴへ出かけたり、他にもアトランタ、ボストン、テネシー、に行きました。
ハロウィンにはお化け屋敷、学内、学外ハロウィンパーティに参加しました。また、センクスギビングには友達の家に招待してもらい、リアルな祝日を体験させてもらいました。
また誕生日には、誕生日をお祝いしてもらいました。
ご留学中にチャレンジしたことは何ですか?
留学中に達成したかったことは、仲良いアメリカ人の同性の友達を作ることでした。簡単にできないと思っていたので、仲良い友達が2人できてとても嬉しいです。
この留学を今後どの様に活かしたいと考えていますか?
この留学での貴重な経験と成長を、今後の就活に活かしたいと思っています。また、今後の英語学習の糧にし、将来は英語圏に住むことを目標に考えています。
これから留学される方へのメッセージをお願いします!
留学はいろんな感情が起こり、自分との葛藤が自分を苦しめますが、不安を打ち明け、恐れず誰かに相談し、解決を導き出し、前に進む事があなたの留学がどれだけ価値のあるものになるかを決めると思います。幸せな思い出も、辛い思い出もありますがそれもすべて私にとってもかけがえの無い経験です。
自分のなりたい姿をしっかり常に持ち、しっかりとそれに向かい行動すれば、結果は自ずとついてくるとはずです!頑張ってください!
SKYUSスタッフより
ぽむさんの留学体験談を拝見して、最初の不安や孤独感を乗り越え、積極的に挑戦し続ける姿勢に大変感動しました。言語の壁を感じながらも、先生やクラスメイトとの積極的なコミュニケーションを通じて、英語力を大きく向上させたことは、非常に素晴らしい成果だと思います。さらに、異文化の中で自己成長を実感し、アメリカという複雑な社会を理解する過程も大きな学びだったことでしょう。
このように自分自身を深く見つめ、行動に移し続ける姿は、他の留学生にも励みになると感じました。ぽむさんのこれからの成長が楽しみです!これからのご活躍を応援しています!
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