【10月14日】アメリカの大学生が直面する経済的課題

アメリカの低所得者層の中には、家にノートパソコンもWi-Fiもなく、学校でのオンライン教育すら受けられずに中退を強いられる大学生や、家もないといったような、飢餓やホームレス化への懸念が高まっています。

キャンパスや図書館の閉鎖によりインターネットへのアクセスを探すために奔走している学生さんや、携帯電話で試験や宿題を小さな画面で学習する事しかできずに苦労している学生さんもいたりと、パンデミックの経済的苦境とオンライン学習のテクノロジー化の間に挟まれて、アメリカ中の何百万人もの低所得の大学生が教育を求めて障害に直面しています。

National Student Clearinghouse Research Centerによると、大学の入学者数データを調査しているコミュニティカレッジの入学者数は、この秋には8%減少したと発表。この減少は、約50万人のコミュニティカレッジの学生の減少に相当するという事です。

日本では、海外での憧れの留学が、今はオンライン化となり、思い悩んでいる学生さんも多いと思いますが、アメリカでは学生の5人に3人近くが、パンデミックの間に基本的な必要なもの(家、食べ物、学習ツール、生活費等)を手に入れるのに苦労していたことが明らかになっています。

どのような状況下であっても教育が受けられる環境があることは本当に素晴らしい事だと、つくづく感じませんか?

要約:The New York Times

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