アメリカの大学の学費は高い?
アメリカの大学は世界一学費が高いといわれており、アメリカ留学は高いというイメージをお持ちの方も多いはず。
アメリカには大学が4000校以上あり、学費の差が世界一激しいというのも事実です。US Newsが2024年9月に発表したニュースによると、2024年-2025年のアメリカの各大学の年間学費の平均は私立大学が$43,505、州立大学(州外学生の学費)は平均$24,513、州立大学(州内学生の学費)は平均$11,011となっています。

この授業料は各大学が公式に発表しているもので、実際は多くの大学が奨学金を提供しています。
非営利の私立大学では新入生に対しおよそ56.1%の授業料割引を提供しているとのことで、例えばハーバード大学では公式の学費が$61,676となっていますが、実際に学生が支払う学費は平均およそ$14,634だったとのことです。
これは米国在住者の例ですので日本からの留学生が対象となる奨学金は限られてきてしまいますが、物価上昇を背景に多くの大学が奨学金の額を増やしているため、公式発表の学費で判断せず、留学が実現できる道を模索していきましょう。
アメリカの大学の奨学金制度とは?
アメリカの大学の奨学金は基本的に給付型の奨学金となります。
学生の経済的な必要性に応じて給付される「ニーズ・ベース」のものと、学生の能力に基づいて給付される「メリット・ベース」に大きく分かれています。
「メリット・ベース」の奨学金は、成績やリーダーシップなど学生の貢献度や能力への評価として給付される奨学金のため、誰にでも得られるチャンスがあります。留学生も申請ができるものは「メリット・ベース」のものがほとんどとなります。
そのため、アメリカの大学生たちは大学入学後の努力が奨学金という形となって返ってくるとも言えるので、よい成績を修めるために努力を惜しみません。
アメリカの大学生の学習意欲の高さに驚く日本人学生も多いのですが、このような環境で学べるというのもアメリカの大学で学ぶ魅力の一つと言えるでしょう。
奨学金情報検索サイト
アメリカの大学が提供している奨学金を調べることのできるウェブサイトをご紹介します。
Education USA
米国国務省教育文化局が支援しており、170か国以上400以上のアドバイジングセンターを持つグローバルネットワークです。
Funding for US Study
Institute of International Education(IIE)という学生、教育者、専門家向けの学習・研修プログラムを作成する民間非営利団体が管理・運営する奨学金、フェローシップ、助成金の広範なデータベースです。中等教育後のあらゆるレベルの学生を対象とした、あらゆる種類の奨学金プログラムが掲載されています。
College board
College boardとはアメリカ合衆国における大学入試の標準テストのひとつであるSATやアドバンスト・プレイスメントもしくは APプログラムと呼ばれる高等教育カリキュラム等の策定・運営を行う米国の非営利団体です。
6,000以上の2年制および4年制大学、大学、中等教育学校および地区、高等教育システム、その他非営利団体がCollege Boardを構成しています。
International Education Financial Aid
IEFA(International Education Financial Aid) が独自に集めたデータベースから、留学生向けの奨学金が検索できるサイトです。
Global Scholarships
様々な国の留学生向けの奨学金情報を集めた検索サイトです。大学や各種団体が提供している奨学金情報を網羅しています。
海外の団体・大学が提供する奨学金
IELTS奨学金(British Council IELTS Prize)
ブリティッシュ・カウンシルが主催する異文化間交流の促進を目的とした奨学金制度です。大学・大学院へ留学される方を各国から3名選出し、£1,000~£5,000を学費補助として支給しています。
#YouAreWelcomeHere Scholarship
#YouAreWelcomeHere 奨学金は、全米各地から60以上の大学が参画しています。名前の通り、留学生を温かく迎え入れているというメッセージを伝えるための奨学金です。リーダーシップに関するエッセーか動画提出で申請できます。
合格者には学費の50%以上が支給されます。
留学費用を抑える方法もご相談いただけます!
まずはアメリカ留学専門スタッフにご相談ください。
アメリカ留学で利用できる日本の奨学金制度
日本で募集している返済不要の奨学金情報についてご紹介します!
トビタテ!留学JAPAN
日本の文部科学省が2013年10月より開始した留学促進キャンペーン。現在は「新・日本代表プログラム」としてグローバルリーダー育成を目的とした返済不要の奨学金を提供しています。
高校生、大学生の留学に対する奨学金や、留学全般に関わる情報提供を行っています。
日本学生支援機構(JASSO)
日本学生支援機構(JASSO)は、日本において、主に学生に対する奨学金事業や留学支援・外国人留学生の就学支援を行う独立行政法人で、大学または大学院で学位取得を目的とした留学の場合に給付型の奨学金制度を設けています。
また8日以上1年以内のロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントンD.Cエリアにある大学へ留学する学生へ渡航支援金を支給しています。
フルブライト奨学金
日米教育委員会は、1979年に締結された日米政府間の協定に基づき、日米教育交流計画の企画・管理及び実施を通じて日米間の相互理解を増進する事を目的とし、日米両国が対等の立場で設置する国際機関です。
大学院留学プログラム、大学院博士論文研究プログラム、研究員プログラム、ジャーナリストプログラムに分かれ、それぞれに対象となる学術分野が定められています。
柳井正財団 海外奨学金プログラム
柳井正財団海外奨学金は、日本と世界の発展のために、高い志や情熱を持つ日本人学生がグローバルな水準で学ぶことを支援する給付型奨学金プログラムです。
アメリカでは概ねトップ50に入る大学への入学予定者が対象となっており、毎年40名が選抜されます。
笹川平和財団スカラシップ
笹川平和財団は、国際交流および国際協力の推進を目的として、日本財団およびモーターボート競走業界の支援を受けて 1986年に設立されました。 本奨学金は、モーターボート特別競走による資金を主たる財源として運営されています。
年齢、年収の制限はなく、社会課題解決に対する意欲や海外で学び成長したいという気持ちを持った学生を支援しています。アメリカでは総合大学24校、リベラルアーツカレッジ15校への進学予定者が対象で、年間$80,000を上限に支給されます。
公益財団法人グルー・バンクロフト基金
日米相互理解に尽くした戦前の二人の駐日米国大使の名を冠し、日本と国際社会にとって有益な人材を育成するとともに、日米両国の良好な関係を維持推進することを目的とした公益財団法人です。
提携先の全寮制リベラルアーツカレッジ進学者対象。合格者には、在校生や卒業生からの留学支援が提供されます。女子学生対象の奨学金枠も新たに設けられました。
江副記念リクルート財団
音楽、スポーツ、アート、学術の4分野で活躍できる人材に対し、分野によって、月額30万円~年額上限1,000万円の奨学金を提供しています。
船井情報科学振興財団
日本の高校を卒業し、将来、科学・技術系分野を専攻することを目指して、海外の大学に学士の学位取得を目指して留学する学生を対象に、年間 30,000ドルを支給しています。
JASSO海外留学支援制度(学部学位取得型)との併給が可能です。
その他、地方自治体や民間団体などが留学生向けの奨学金制度を設けていますので様々な情報を収集してみましょう!
アメリカの大学が提供する奨学金制度、SKYUSの提携校で奨学金制度を設けている学校についてはこちらのページでも紹介しています。
SKYUSは、カリフォルニア州サンディエゴにオフィスを持ち、アメリカの進学/留学プログラムをご提供しております。
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