みなさん、こんにちは！
アメリカでは6月に高校を卒業して、8, 9月から大学に進学する学生さん達が大半です。高校から大学へと新しいステージに上がる2ヶ月間くらいの時間を有効に使うことが、大学進学後の良いスタートを切れることにも繋がるでしょう。
高校までと違い、大学ではより専門的なことを学ぶことになりますし、頭も心も大学生へと切り替えていく大切な時間なので、ニューヨークタイムズのベストセラーでもあり、アメリカの大学が入学までに読んでおくことを薦めている『本』をご紹介したいと思います！！
参照記事：10 Books to Read Before College
①Born a Crime : Trevor Noah（日本語版：「トレバー・ノア 生まれたことが犯罪！？」トレバー・ノア著）
人種混合が国内で違法であったときの南アフリカのアパルトヘイトで白人の父親と黒人の母親に生まれた経験を語っています。この本はノアと母親との関係と、アパルトヘイト政権が崩壊する前に幼少期の大半を隠されていた南アフリカ初期のことを記録
②Braiding Sweetgrass : Robin Wall Kimmerer（日本語版：「植物と叡智の守り人」ロビン・ウォールキマラー著）
美しい森の中で暮らす植物学者でありネイティブアメリカンの著者が、自然と人間の関係のありかたをユニークな視点と深い洞察でつづる
③Educated : Tara Westover（日本語版：「エデュケーション 大学は私の人生を変えた」タラ ウェストーバー著）
モルモン教原理主義者の両親に育てられ、宗教上の理由で学校に一度も通ったことのなかった女性が、英国ケンブリッジ大学で博士号を取得するまでを綴った回想録
④Exit West : Mohsin Hamid（日本語版：「西への出口」モーシン ハミッド著）
セクシャルアイデンティティーや宗教とはなにか、内戦から自由を求め逃げる男女の話
⑤How to Be an Antiracist : Ibram X. Kendi（日本語版：「アンチレイシスト・ベビー」イブラム・X・ケンディ著）
反差別の時代の子どもたちにおくる、アンチレイシスト(反差別主義者)になるための方法をまとめた。米国社会における人種的不平等、政策がその現状をどのように維持してきたか、そしてそのような政策を正当化するために使用されたアイデアに焦点を当てています。
⑥Just Mercy : Bryan Stevenson（日本語版：「黒い司法―黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う」ブライアン スティーブンソン）
黒人が不当に差別されてきた米国司法の驚愕の事実を踏まえつつ展開される。人権弁護士のブライアン・スティーヴンソンの回顧録
⑦Such a Fun Age : Kiley Reid
白人の子供をベビーシッターしている間に誘拐したと誤って告発された若い黒人女性の物語
⑧There There : Tommy Orange（日本語版：「ゼアゼア」トミー オレンジ著）
現代アメリカ先住民文学として注目を浴びている。カリフォルニア州オークランドに生きる「都市インディアン」たちの物語
⑨They Called Us Enemy : George Takei（日本語版：「〈敵〉と呼ばれても」ジョージ タケイ著）
映画『スタートレック』のヒカル・スールー(ミスター・カトー)役で知られる日系俳優が、第二次世界大戦中に三年間を過ごした日系人強制収容所での日々をつづった。人種差別が合法のもとで成長する絶望と、それでも決して失われなかった希望を語り尽くし、極限的な状況下における偏見や差別の問題を訴えかける。
⑩Transcendent Kingdom : Yaa Gyasi （日本語版：「奇跡の大地」ヤア ジャシ著）
信仰、科学、宗教、愛は、中毒、喪失、家族の課題に対処するガーナ移民家族についての小説
日本語に訳されている本もあり、日本語版は読んだ方もいらっしゃるかもしれませんね。これから新しい本を読もうと思っている方はぜひ書店で探してみてください。アメリカの大学に進学を考えている方は、ぜひ洋書で読むことにも挑戦してみましょう！！
また、お気づきのようにアメリカの大学では人種やセクシャリティーなどを取り扱う本を大学生に勧め、理解を深めるよう促しています。
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